2011年10月24日

安藤忠雄の自伝を読んで~



最初は、何これ、面白くない・・・読み進む内にだんだん興味が湧いてきました~!

感想文・・・ところが、私は文才も何も持ち合わせていませんガーン

そこでちょこちょこ、印象深いところを抜粋いたしました。

安藤忠雄の建築感~印象に残った言葉

● 囲われた領域の中に光、風という抽象化された形で自然を引きこむ事を追及
  逆に自然の中に建築を放り出す様に考えた。

● 生きた自然を味方につけて環境を組み立て直すこともできる。

● 社会の変化を受け止める許容力、時間をつないでいける強さこそが
  消費文化に侵されきった現代の建築に最も必要なものだろう。

● 人間が集まって生きるその場所が、商品として消費されるものであってはならない。

● 人生に光を求めるなら、先ず目の前の影をしっかり見据え、
  それを乗り越えるべく勇気を持って進んでいく事だ。

● 人間にとって本当の幸せは光の下で居る事ではなく、其の光を遠くに見据えて
  それに向かって懸命に走っている無我夢中の時こそ、人生の充実がある。


この本を読んで安藤忠雄の設計した建築物を、実際に見てみたいと思いました。

緑、光、水、風、、自然と建物との調和がとれた素晴らしい風景だろうと思います。


最後に何より深く印象に残ったのは、幻の詩人といわれたサムエル・ウルマンの青春の詩

何時も私の心に留めておきたい。(全詩・ネットより) 下

『青春の詩』

青春とは人生の一時期のことではなく心のあり方のことだ。
若くあるためには、創造力・強い意志・情熱・勇気が必要であり、
安易(やすき)に就こうとする心を叱咤する冒険への希求がなければならない。
人間は年齢(とし)を重ねた時老いるのではない。理想をなくした時老いるのである。

歳月は人間の皮膚に皺を刻むが情熱の消失は心に皺を作る。
悩みや疑い・不安や恐怖・失望、これらのものこそ若さを消滅させ、
雲ひとつない空のような心をだいなしにしてしまう元凶である。

六十歳になろうと十六歳であろうと人間は、驚きへの憧憬・夜空に輝く星座の
煌きにも似た事象や思想に対する敬愛・何かに挑戦する心・子供のような探究心・
人生の喜びとそれに対する興味を変わらず胸に抱くことができる。

人間は信念とともに若くあり、疑念とともに老いる。
自信とともに若くあり、恐怖とともに老いる。
希望ある限り人間は若く、失望とともに老いるのである。

自然や神仏や他者から、美しさや喜び・勇気や力などを感じ取ることができる限り、
その人は若いのだ。
感性を失い心が皮肉に被われ、嘆きや悲しみに閉ざされる時、人間は真に老いる。
そのような人は神のあわれみを乞うしかない。


『青春とは、人生のある時期を言うのではなく心の持ち方である・・・』

        『理想を失くした時、老いるのである』


  


Posted by おれんじ at 12:44ブログ